' 新宿区戸塚地区 高田馬場3丁目 | 逃げ地図

事例紹介

東京都 新宿区戸塚地区 高田馬場3丁目

対象災害
  • 土砂災害
  • 洪水

経緯と目的

  • 戸塚協働復興活動研究会は、地域住民・実務家・研究者らにより設立された自主的な研究会である。早稲田大学と地元住民が主体となり作成した事前復興の手引きから約10年が経過し、以前の取組を再評価し、更新する時期に差し掛かっていた。そこで、逃げ地図づくりをきっかけとし、地元住民による事前復興の機運を再度高めるべく、2021年度に戸塚協働復興活動研究会として活動を再開し、一連の活動の中で逃げ地図ワークショップを実施した。ただし、2021年は感染症拡大のため、大人数での対面ワークショップ開催が難しく、リモートを併用するなど、ハイブリッド形式での開催となった。

方法と内容

  • 地震・火災の会場と水害の会場をZOOMでつなぎ、これを配信・一般公開するハイブリッド方式で実施した。

成果と課題

  • 地震・火災・水害ともに、参加者からは、行政が指定する避難所は距離が遠く、近場の避難所が不足していることが指摘された。ワークショップでは行政指定の避難所に加え、新たに3箇所の施設を避難所として逃げ地図が作成された。
  • また、特に地震・火災については、3・11の経験から、高田馬場駅に通じる早稲田通りが発災時に安全な避難場所として機能しないこと、水害については、水辺の道も積極的に避難経路として活用する可能性があることなどが議論された。これらの議論は、近隣住民ならではの視点であり、今後の事前復興に役立つ意見が収集できたといえる。なお、これらワークショップの成果は、新宿区や東京都と共有している。

基本情報

開催年月日 2021/12/11
開催場所 東京都新宿区大久保 早稲田大学西早稲田キャンパス
主催 戸塚協働復興活動研究会
協力 明治大学山本俊哉
参加対象 地元住民、町会関係者
参加者数 対面参加15名 オンライン参加54名

ワークショップの様子

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