' 大船渡市越喜来地区 | 逃げ地図

事例紹介

岩手県 大船渡市越喜来地区

対象災害
  • 津波

経緯と目的

  • 岩手県大船渡市越喜来地区出身の方を中心とするボランティアチームから一緒に地域の避難を考えてみたいとの問いかけで試しにおこなった最初のワークショップ。
  • 逃げ地図のつくり方や使い方を伝えることを目的としたワークショップ。

方法と内容

  • 日建設計2階にてワークショップ開催。
  • 逃げ地図チームとしてはじめてのワークショップ。
  • 越喜来地区出身者を含んだボランティアチーム「チーム越喜来」と国際基督教大学の学生2名と協働した。
  • 逃げ地図の色分けも3段階程度としており、逃げ地図自体が現在のフォーマットではなかった。
  • 浸水域を変えた場合、高台のみを避難ポイントとした場合、避難タワーや避難ビルができ、そこに逃げると想定した場合など複数のパターンを作成したが、一度のワークショップで何枚も作成するのは時間的にも過大で大変な作業であることが分かった。
  • 逃げ地図の内容を言葉で説明するも、理解度、浸透度が低いことが分かった。
  • 逃げ地図を共同制作することで、逃げ地図の仕組みを初めて理解してもらえ、逃げ地図を住民の方自らが作成することに意味があることに、私たちが改めて気づけた貴重な機会となった。
  • 作成時間を共有し、その間様々な地域情報を聞くことができ、結果一緒につくることで、友好的な関係になる副次的効果にも気づいた。
  • 避難地図を作成し提供することだけが被災地の支援ではないことに気づくきっかけとなった。

成果と課題

  • 説明だけでは逃げ地図の仕組みを理解されず、一緒に作ってみることで逃げ地図の仕組みが理解できることが分かった。
  • 避難時間の可視化によって地域の危険度が明確に見える化された。
  • 見える化によって地域に対する危険度の認識が共有された。
  • 一緒につくることで、つくりながら地域の情報をいろいろ聞き出すことができた。

基本情報

開催年月日 2012年1月22日
開催場所 日建設計 会議室
主催 日建設計
参加対象 チーム越喜来、国際基督教大学の学生
参加者数 約10人
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