事例紹介
東京都 あさがやまちづくりセッション
- 対象災害
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- 火災
経緯と目的
本ワークショップは、あさがやまちづくりセッションの一環として実施された。あさがやまちづくりセッションは、みんなでつくる新たなまちづくりの取り組みとして2024年度に開始した。阿佐谷地域の住民が、まちの課題や将来像について話し合い、共有・協働する場でとして機能している。第三回目のワークショップでは、阿佐谷の防災をとりあげ、逃げ地図作成を行うこととした。
方法と内容
阿佐谷駅北西、北東、南西、南東の4地区に分けて、地震後の火災を想定して逃げ地図づくりを実施した。
成果と課題
広域の地図作成となったが、全チームが約45分間の中で逃げ地図作成を完了することができた。区職員が事前作成した、道路閉塞がない逃げ地図と、参加者が道路閉塞を追加し作成した逃げ地を比較することで、道路閉塞が与える影響を直感的に理解することが可能になった。木蜜地域が広がる阿佐谷地域ではあるが、早稲田通り、甲州街道、中杉通りと、幹線道路に囲まれているため、比較的避難時間が短いことも確認された。
一方、阿佐ヶ谷駅周辺は、地震のあとの帰宅困難者が流入する可能性が高いなど、都心に近い立地ならではの課題も住民から指摘された。
基本情報
開催年月日 | 2024年10月11日 |
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開催場所 | 東京都杉並区区役所 |
主催 | 杉並区 |
協力 | ネイバーズ、早稲田大学矢口研究室 |
参加対象 | 杉並区が公募した杉並区民 |
参加者数 | 5グループ24名、ファシリテーター8名 |