事例紹介
埼玉県 八潮市
- 対象災害
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- 洪水
経緯と目的
【経緯】
八潮市と損害保険ジャパンの包括連携協定の連携事業のひとつとして、逃げ地図研究会に参画した損害保険ジャパンより提案され、八潮市側の自主防災計画の策定に逃げ地図を導入することとしたもの。
【目的】
市内の自主防災組織における自主防災計画策定の一助とし、地区内のコミュニケーションおよび次世代間のリスクコミュニケーションを活発化し、有事の際に共助・互助が有効に働く機会を創出すること。また、継続していくことで、まちづくりに貢献していく。
方法と内容
自主防災組織における自主防災計画策定については、八潮市危機管理課より自主防災組織向けに2022年1月から研修等を開催。
その最後の機会として、逃げ地図ワークショップを研修の一環として開催した。
■ 避難場所:八潮市指定の避難場所(学校)
■ 区域:各自治会を中心とした区域
■ 想定災害:八潮市の最重要課題である水災
成果と課題
当日は午前4地区、午後4地区に分け開催。
初開催であること、また小中学校の始業式と重なってしまったことから、若年層と子育て層の参加が困難となり、高齢者層が多くを占める結果となった。
しかしながら、参加者は、普段からコミュニケーションの取れている間柄のため、開始から和気あいあいと非常に盛り上がり、活発なリスクコミュニケーションの場となった。
また、各会長様からの発表時には、
・近隣に避難所の設定が必要であること
・避難所の数の拡大
・実際の冠水地域の認識と対策(表に出ない冠水地域多数あり。)
・垂直避難ができる避難所の確保 など
今後の災害に強いまちづくりに活かせる貴重な意見が多数出されていた。
同時に、常に公助に対する要望だけでなく、自助・共助のの必要性について考えることの必要性についても発言があった。
基本情報
開催年月日 | 2023/8/25 |
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開催場所 | 八潮メセナ |
主催 | 八潮市・損害保険ジャパン株式会社 |
協力 | 明治大学山本俊哉研究室 |
参加対象 | 八潮市内の自主防災組織 |
参加者数 | 8地区43名、八潮市職員4名 |